発達障害・自閉症・不登校児を育てる保育士mamiの子育て日記

子育て・発達障害・不登校について保育士&保護者が書くブログ

家庭に居場所を作って不登校を乗り越える、不登校児との関り

 

次男は小学校4年生の1月から学校へ行かなくなりました。

1年生・2年生のときは担任の先生がよく見てくださる先生でした。甘えっ子の次男にもスキンシップをしたり声をかけてくれたり褒めて認めてくれたりとお世話になりました。

 

3年生になったときの担任の先生はわかい女性の先生で、個々ではなくクラスとして子どもたちを見て育てていく先生でした。

トラブルやケンカは自分たちで解決をすること、困ったことは友達に相談するなど、仲間づくりを主軸に考えていらっしゃったと感じます。

 

中学年なので、友達同士で話し合ったり解決していくように力を付けていく年代なので当然のことでしょう。

 

ですが、幼かった次男はそんなクラス運営についていくことができませんでした。

 

友達に殴られてメガネをこわしたとき。

隣の席の友達にちょっかいを出されて、思わず叩いてしまったとき。

 

担任の先生はお互いに原因があったとけんか両成敗のお気持ちで対応されました。

次男にはとても納得がいかなかったようで、色々なトラブルが重なり「もう学校はやめた。先生はわかってくれない。自分がわるくないときもごめんなさいと言わなくてはならないのは納得いかないから。」と言いました。

 

筆者も先生と何度も話しましたが、子どもの言うことなので二転三転する、言葉であっても手が出ても、やはり両方がいけないと思っているので謝らせますと仰いました。

 

こじらせた気持ちを軽くスルーできる次男なら良かったのですが、正義感が強かったのか頑固だったのか、先生の対応や友達の態度をスルーできなかったようです。

 

1週間位は、学校に行きたくないと言って自宅の壁にしがみついていた次男を引っぺがして裸足で車に乗せて連れて行っていました。学校では教室に入ることを拒み、保健室や校長室にいたようです。

 

けれどある日ふと、こんなことをしていいのかな…?と胸がいっぱいになりました。

 

学校に味方や居場所を見いだせないでいる次男。

無理矢理学校へ行かせるママ。

一体次男の心はどこで休まるのかな。

 

可哀相なことをしていたなと、学校を休ませることにしました。

 

しばらくは朝起きると「休んでいい?」と聞いていましたが、「行きたいと思うまでずーっとお休みしていいんだよ。少し休もうよ。」と話すと泣き出しました。

 

担任の先生は来ませんでしたが、学年主任の先生が毎週金曜日に来てくださってプリントなどを届けてくださいました。もちろん次男は玄関に出ることはありません。

 

5年生になり、コロナ禍になりました。

学校が休校になったり開校になったりしながら夏休みになり、秋がきました。

冬休みが空けたら学校をお休みして1年になるなぁと考えていましたが、学校の話はしませんでした。

 

そしてそのまま6年生になり、一人ぼっちの卒業式…。

 

中学校は不登校クラスのもうけられている学区外の学校へ入学しましたが、登校していません。

 

中学3年生になるこの4月からは、フリースクールへトライしてみる予定です。

 

学校に行かなくても幸い長男がいるので、同年代の話題や社会のルールなどは理解し、ちょっと大人びてはいます。ですが、知らない人の前では帽子を目深にかぶり、言葉を発しません。場面緘黙の傾向もあります。

知っている人や大好きな人の前ではよく話します。

 

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ここまで次男の様子をご紹介しましたが、わたしの対応は一貫して

 

  • 学校に行きたくなったら行けばいい
  • それまでは家でゆっくり休む
  • 家で休むことが次男の仕事
  • 部屋の片づけ、洗濯、掃除、食器洗い、お風呂洗い、ゴミ出しなどをする

 

と話し、させてきました。

 

次男にとって、学校という集団生活は合わないのかもしれません。

また、自分を出し切れない、自分の居場所を見つけられない幼い部分や、敏感さがあるのかもしれません。

 

同じようなお子さんはいませんか?

 

学校に居場所がない場合は、おうちで安心して過ごしていいんだと感じさせてあげてほしいと思います。自分の安心する場所があれば、心と体が安定し、いつか外に飛び出していくはずです。

 

それまで何年かかるかは、わかりません。

その子どもの性格によっても違うでしょう。

 

どうして良いかわからなくなったり、迷ったら、小児科や発達支援センター、児童相談所など、周囲の力を借りましょう。

 

学校に行きたくないと子どもに言われると、胸がドキドキしたり、イライラしたりと、ママやパパも色々な気持ちになることと思います。

 

けれど、学校へ行きたくないのに無理に行かせるなど、家庭でも居心地が悪かったら、子どもの心が壊れてしまうかもしれません…

 

次男とわたしは学校には行かない、という選択をしました。

その結果かわかりませんが、4月からのフリースクールにとても期待し楽しみにしているようです。

 

どうすることがその子どもにとって最適か、保護者の判断だけではむずかしいこともあります。専門機関に相談しながら親子で居場所を作り、ゆっくり過ごしましょう。

 

先が見えなくてつらいですね。

大丈夫。

必ず変わる日が来ます。

 

応援しています。

 

明日も笑顔で💕

 

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