現在高校3年生になる長男は、
を持つ子どもです。
初めて診断を受けたのは5歳のころ。
そのときから、投薬をしました。
お薬の内容は、ストラテラ・エヴィリファイ・インチュニブなどの薬を始めたと記憶しています。
- 少しでも生きづらさを減らすため
- 周囲と本人の困り感を減らすため
- 集団生活を過ごしやすくするため
そんな理由からお医者さんに勧められ、納得の上スタートしました。
投薬については賛否両論ありますが、長男とわたしたちの生活にとってはスタートして良かったと思っています。
小学校入学前の11月から投薬を初め、4月に入学。
特別支援クラスを希望し、普通クラスへは通級ということで始まった学校生活ですが、実際はなるべく普通クラスへ行くように説得され、ほとんど普通クラスで過ごしていました。支援の先生が付くことがなく、普通クラスの担任に「薬をもっと増やした方がいいのでは?」と言われたこともあります。
薬は治療薬ではなく、子どもが日常を過ごしやすくするための手段の一つです。
それは説明をしても理解はむずかしいようでした。
発達障害について、またその薬についてまでをご存知の先生は、当時から10年以上経った今でもまだまだ少ないのが現状です。
支援クラスには人材が少なかったことと、支援をどのようにしたら良いのかを決める「カンファレンス」が行われなかったこと(お願いしてもかないませんでした)もあり、普通クラスではうまく生活できなかった長男に先生は手を焼いたのでしょう。
- だしぬけに答えを言う
- 言葉が思うように出ないので筆箱や教科書を机の上から落とす
- 授業中に眠ってしまう
- 思い通りにいかないときに泣く
などの行動があり、先生は困っていたようです。発達障害と自閉症を持つ長男ですが、一見話が通じ、授業中の45分は座っていられるのであまり障害が重くないという理由でした。(障害に重い・軽いという概念はないのですが)
病院ではお医者さんが大人はどのように長男と関わったら良いのか、お願いのお手紙を半年に1度書いてくださっていました。けれどクラス運営に忙しく、長男にだけ配慮をするのはむずかしいとのこと。支援クラスはもっと大変な子どもたちがいっぱいで、受け入れられないとのこと。
小学校5年生くらいまでなかなか理解を得られず、辛い思いをした長男です。
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↑ 発達障害児だけではなく、健常児にも伝わりやすい日常生活の言葉かけ本です。言葉がけが保護者の文句やグチ、子どもを責める言葉になっていないかな?自分自身の振り返りもできます☆
お医者さんは、下記のようなステップを踏んで成長していけるよう、保護者と周囲の大人でフォローしていきましょうとお話しくださいました。
1.スモールステップで親御さんや周囲の大人が一緒に成長を喜ぶ
↓
2.発達障害・自閉症とはどういう障害で、自分がそうであると知る
↓
3.障害を持つ自分の特性を知って自分自身を客観視できるようになる
↓
4.自分の特性を理解し、問題を乗り越えながら自信を持って生きる
↓
5.さまざまな問題に対し、人に相談したり頼ったりできるようになること
このように『自分を客観視』でき『人に頼ること』ができれば、発達障害と共生していく力をつけるゴールとなると教えて下さいました。
今高校2年生の長男は、ちょうど「4」の辺りです。
次回からは、1から順番にどのような関りをしたか、周囲はどのような環境だったかをお話していきますね。
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発達障害の子育ては、本当に大変です。
なぜうちだけ?
普通の子どもは育てやすそうでいいな…
疲れた…そんなお気持ち、よくわかります。
けど必ず子どもは成長して、
こんな風に振り返る日がきます。
大人の心持ちや周囲の環境づくりが発達障害児の成長を左右します。
ゆっくり親子で育っていきましょう。
明日も元気に笑っていられますように💕