カタール王国ってご存知ですか。
わたしは場所や国の特徴をよく知りませんでした。
ただ、「ドーハの悲劇」と2022年サッカーワールドカップの開催地で日本が対戦するイラクにロスタイムで点を入れられたため、予選敗退となったのは記憶しています。
そのドーハがあるのが「カタール王国」です。
4月2日~8日までは「世界自閉症啓発週間」といって、世界中の人に自閉症という障害を知ってもらうため、各地で様々な取り組みをするのですが、この啓発を提案したのがカタール王妃なのだとか。
世界自閉症啓発デー・日本実行委員会が組織され、自閉症をはじめとする発達障害について広く啓発する活動を行っており、毎年、世界自閉症啓発デーの4月2日から8日を発達障害啓発週間として、シンボジウムの開催やランドマークのブルーライトアップ等の活動を行っています。
もう啓発デーは終了しましたが、あなたのお暮らしの町のどこかで、自閉症啓発の掲示などは目にされたでしょうか。
筆者は隣町の図書館で、地元の大学生のサークルの学習発表のような形と障害児者と健常者との共生サロンのコラボ企画を拝見しました。
大人にも子どもにもわかりやすく、自閉症や発達障害について紹介されています。
発達障害ではないよく耳にする病気や障害、そして発達障害や自閉症児者が環境や関わりによる辛さを抱えすぎると二次障害を引き起こす恐れがあることにも触れています。
学生さんのサークルによる勉強ですが、良く調べられているなと思います。
残念ながら図書館の本ではないのか、貸し出しはしていませんでしたが大変興味深い本もありました。一般には販売していないのかもしれません。
図書館で借りられる本や、書店で購入できそうな本も紹介されていました。
筆者が借りてきた本をご紹介しますね♩
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自閉症の子どもとかかわる子どもに向けて、自閉症の特徴やかかわり方をわかりやすく説いた本。ほかにも知的障害・学習障害・アスペルガー・発達障害のおともだちシリーズもありました。
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「朝の支度を次々とこなせない」「食べものの好き嫌いが多い」「何度注意しても同じことをやめない」「口ごたえが多い」など、大人がイライラしがちな発達障害の子の問題行動ごとに、適切・不適切な言葉がけの例を挙げ、どのように言葉をかけたら伝わりやすくなるのか、自尊心を傷つけずに「できる」ことを増やしていけるのか、といった疑問にこたえます。
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発達障害児者の中には、同じものしか食べない・好きなもの以外は癇癪を起すなど、様々な食べ物に対する困り感のあるひともいます。食事を作る側は心が疲弊しますね。そんなときの助けになってくれる本です。
発達障害や自閉症関連の本はたくさんありますが、教科書通りの本だったり、もうやりました!といった聞き慣れた・見慣れた実践方法が載っているものもあります。
けれど、そういった本を求めている人もいますね。
発達障害や自閉症とかかわる時間や期間が長くなっている保護者や教師、保育士、支援者の方には、一人ひとり違う特性を持った人たちに合った納得のいく書籍を見つけるのが大変でしょう。
本屋さんへ足を運び、中を見て共感できるもの、心に沁みるもの、期待に応えてくれるものを選んだら良いと感じています。
ネットで書評や口コミだけで判断し、買ってみたら、物足りなかったことが何度もありました。
少し大きめの書店が町にあれば、ぜひ色々な本に目を通し、かかわる人と当事者に合った本をみつけてみましょう。
本を読むと、本の通りでなくても何かのヒントがみつかったり、気分転換になったりします。
毎日お疲れモード…でしょうけれど、本を読んでみませんか。
どうか明日も笑顔で💕