子どもと親は別の人格。
そうとわかっていても、イライラをぶつけたり言うことを聞かせようとしたりして、子どもとぶつかり合うこともいっぱいでした。
子どもがまだ自立していない、理解していない幼いころは、歯磨きを毎日する、外から帰ったら手を洗うなど、基本的なことを繰り返し伝えます。
けれど、少しずつ大きくなるとわかっていてもしないことで、大人を試そうとすることもありました。
好ましくない行動に対して、怒ったり叱ったり諭してもあまり意味がないことに気づいたのはだいぶん経ってからです。
好ましくない行動をしているときは、「無視」を。
好ましい行動をしたときは、褒めずに「感謝と肯定を」。
発達障害の診断をしてくれた発達外来のお医者さんの教えです。
ついつい急かしたり、注意したり、取り合ってしまいます。
けど、一度促しても歯を磨かないときは、知らないふりをします。
渋々でも文句を言いながらでも歯を磨き出したら、「ママうれしいな。ありがとう。」というようにしました。
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この関わりには「付け足し」があります。
普段、
- 出先で静かに待つことができた
- 嫌いなものを頑張って食べた
- 人に挨拶ができた
など、大人にとっては、できて当然と思われる行動ができているときに、すかさず「できたね。」「食べられたね」「挨拶ができてママうれしかった」など認める言葉がけを繰り返し浴びせてあげることが大切なのだとか。
子どもは親が喜ぶことがうれしさや幸せのひとつなのだと思います。
普段の行動を認めて、言葉にしてあげること、決して褒めるのではなく肯定することが大切で、そうすることが自立や不適切な行動の減少になっていくと肌で感じました。
叱って怒鳴って、威圧することと、
毅然とした態度で接することは、全然違うなぁと思います。
子どもが困った行動をするのはなぜなのか。基本に立ち返ることを忘れがち…
行動や言動の背景を考えるのは、いま長男が高校生になってもしています。
子どもにとって、特に発達障害のある子どもに有効な関わり方だと実感しています。
明日も頑張りましょう💕頑張ります。