わたしの長男は自閉症スペクトラム障害とADHD、次男は不登校です。
長男は高校3年生、次男は中学3年生。
夫は3年前に急逝しシングル家庭になりました。
夫はアスペルガー症候群で、お付き合いをしているときから変わった人だなぁと思っていたのですが、自分がフォローしながら家庭を築いていけたら・・・と思い結婚することにしました。当時はアスペルガー障害のことは知りませんでした。
わたしの母は実家に挨拶に来た夫を見て、結婚に猛反対しましたが、最後には仕方がないねと納得してくれました。
わたしもなぜ結婚を選んだのか、今となっては意地になっていたのと、早く親の干渉から逃れたかったのが理由だったと思います。
子どもは体外受精で授かりました。
人に興味がないという夫は、相手が何を考えているか、相手の身になって考えたことは一度もないと言っていました。
妊娠中は東京で暮らしていましたが、何日も帰ってこない日も多く、北海道でしか暮らしたことのないわたしは慣れない土地で出産までつわりが続いて辛い妊娠期間でした。
わたしは意地っぱりなので、親に言うこともできずにいました。
子どもが生まれると関心を持ってくれるかと期待しましたが、そんなにすぐに変わるはずもなく、生まれたての頃からお昼寝を全くしないで一日中泣いている長男の子育てが、とても辛かったです。
長男が1歳半検診で自閉症の疑いと言われたときは、ショックだったのとやっぱりな…という確信と。そして、自分の子育てのせいで子どもの様子が周囲の子どもと違うのではない、障害があるからかもと思うと安心したのを覚えています。
少なからず、遺伝があるのかな?とも感じています。(立証されていないのでわかりません。)
夫は言葉が少なく、子どもを抱くこともなく、子どもに対して一体どんな気持ちだったのかいまだにわかりません。
2人目の子どもはどうしようか迷いましたが、健常児を望んで・・・親の勝手で再度体外受精で授かりました。次男は健常児ですが、心が敏感で今は不登校状態です。
年頃になってくると、次男は夫のことを言葉で責め、ママが可哀相、お兄ちゃんに怒らないで、大嫌いなど構わず言うようになりました。
夫には、子どもを想う心が無いわけではないはず。表現が下手なだけなのだろうと予測しますが、幼い次男には長男のことも父親のことも理解するのはあまりにも厳しいことでした。
色々な心のモヤモヤが今の不登校につながっているのかなと、責任を強く感じています。
夫婦の会話はメモかLINEでした。
子どもの相談をしても理解がむずかしかったり、学校や子どもの友達のお宅へ怒鳴り込もうとするので、相談ができませんでした。
普通のご夫婦ってどんな生活をしているのかな。
怒鳴られたり殴られたりしないよね…
世間話とかするのかな。
夕飯を食べてくれるのかな。
一緒に眠るのかな。
色々なことも全てわたしの責任です。
自分を責めるしかなかったですね。
|
パートナーが
- 気持ちを察したり曖昧な表現を理解したりするのが苦手
- 自分なりのルールに強いこだわりがある
- 何度も同じことを伝えているのに理解してもらえない
- 自分が興味のあることだけ熱心に話して、こちらの話は聞いてくれない
という場合、じわじわとストレスや孤独感を感じることでしょう。
誰かに相談しても「夫婦なんてみんなそうだよ。」「気にし過ぎじゃないの?」と言われてしまうことがほとんど。
こうして「パートナーや家族とうまくコミュニケーションがとれない」「悩みをほかの家族や友人に理解してもらえない」といった状況からくる強いストレスが『カサンドラ症候群』という苦しんだ状態になってしまう人もいます。
正式な病気ではありませんが、近年耳にすることが増えましたね。
カサンドラ症候群になると、うつ状態になったり無気力、頭痛・不眠、めまい、動悸、自己喪失感など体や精神的な不調が現れます。
|
解決策は、コミュニケーションの方法を何度もくりかえし話し合ったり、相手に察してほしいという期待をもたないこと、メモやメールを使ってコミュニケーションを取ることも大切だと聞きます。
専門医への相談もよいでしょう。
わたしもこの状況になりました。
頼りたいとき頼れない、心のよりどころが無い夫婦生活は、どんなにか辛く孤独を感じるでしょう。また、努力が必要になります。
けれど、諦めないで話し合いを重ね、少しでも理解し合えるといいですね。
明日も笑顔で💕