発達障害・自閉症・不登校児を育てる保育士mamiの子育て日記

子育て・発達障害・不登校について保育士&保護者が書くブログ

mamiの次男のおはなし

前回は長男のことを書きました。

今回は次男のことをおはなしします。

次男は生後7か月で話し、9か月で立ち、1

歳にはすたすたと歩く子でした。

 

赤ちゃんなのにおもらしもせず、

あっという間に1歳半でおむつが外れ、

なんでも好き嫌いなく食べるし、

会話のキャッチボールができるし、健常児の子育てってこんなにも楽で楽しいんだなぁと実感しました。

 

ADHD自閉症の長男のフォローや言葉がけも上手で、4年間の長男の子育てで疲れきっていたわたしは、ついつい次男に頼ることが多くなってしまいました。

 

幼稚園も無事に楽しく卒園し、入学してからも学芸会で主役をしたり、絵で賞を取ったり、友達とのけんかの仲裁をするなどしっかり者の次男でした。

ところが小学校4年生のこと。

座席の隣の子にわき腹をつねられたり、消しゴムを折られたりするようになり、先生に訴えると、次男側にも理由があるからされるのでは?お互いに謝って仲直りをしなさいといわれたとのこと。

わたしも先生に確認しましたが、先生は仰ることを曲げません。

また、その後も掃除当番で机の裏側を拭いていた時、ふざけていた友達に顔を殴られ次男のメガネが折れてしまいました。

学校からも相手の親御さんからも連絡がなく、こちらから連絡してもふざけ合っていて折れたとのこと。

 

さらに、椅子に使っていた座布団を手作りして持たせていたのですが、うらやましがった友達に取られ、返してもらえないことに腹を立った次男が思わず叩いたら、担任の先生からお電話があり、相手の親御さんにお詫びしてほしいとのこと。

 

次男はなぜかあまり担任に好かれていなかったようです。それを次男も感じてか、この座布団のことを機に、「もう学校は行かない、決めた。誰も味方がいないし。」とのこと。小学校4年生の12月のことでした。

5年生、6年生と何日かしか登校しませんでした。

6年生の10月に父親(わたしの夫)が自宅で急逝。

 

卒業式はたった一人で、わたしと長男が参列。

 

中学校は地元の学校ではなく、不登校児を受け入れる中学校へ入学しました。

 

1年生の入学式後、1度行っただけであとは登校していません。

 

自宅では、ワークブックをしたり長男に勉強を教えてもらったり。

後は工作やゲーム、図鑑を見たり、猫と遊んだりしています。

 

不登校クラスのある中学校へ入学しても、学校に来てくれなければ何も対応ができませんとのこと。そりゃそうですね。

 

今は、いつか外の世界へ出てみたいという次男の心変わりを待って、

色々な刺激を与えたり、色々な場所へ連れ出して過ごしています。

 

「学校明日は行く?」

「学校もう行かないの?」

「学校行かないと高校行けないよ」

「高校はどうするの。行くとこないよ」

 

家庭が唯一の次男の居場所です。リラックスして心を開いて、次男らしく過ごせています。学校だけがすべてはでない、心からそう思います。

だから、絶対学校のことは触れません。

 

 

最近は、「お兄ちゃんの高校(通学通信制)の中学部に行ってみようかな。」と言うようになりました。

 子どもは基本的には成長したいと思っているし、不登校で焦っているのは本人自身ですね。

 

  

小さな頃の育て方で、手をかけ過ぎなかったことや自ら気づいたり空気を読むことに対して、褒めたり認めたりしてきました……。しっかり受け止め甘えさえることが少なかったのが、わたしの後悔です。

 

けど、今はとても甘えたりママを独占して話す時間を作ったり、小さな頃にできなかったことをと戻しているように感じます。

 

不登校という点に的を絞って、問題視しないで……。

ゆっくり温かく見守ったり関わったりしたいと思っています。

 

今日も笑顔で💕