ASDやADHDのひとは、他人と自分の境界線が曖昧なところがあります。
それでついつい他人の問題に怒ってしまったり、立ち入りすぎたり、正義感を振りかざしていつまでもストレスをため込んでしまうということが多いかもしれません。
やはり自他境界線がなかなか理解できず、様々なことに憤ったり悲しんだりします。
また、正義感も強く「許せない」という感情がいつまで苛まれては苦しんでいます。
例えば、こんなことです。
- 情報を公平にもらえなかったとき
- 態度が人によって違う人にであったとき・そういう態度をされたとき
- 差別をうけたり馬鹿にされたと感じたとき・それを人がされているのを見たとき
- 正しい情報をもらえなかったとき、直前で変更されたとき
などです。
ASDやADHDのため、配慮をいただかなければならないことが多い毎日。
それを当然とは思っていません。
ただ、厳しく対応されたり、差別をうけることに通常の人よりも大きな不安をいつも抱いています。
長男の場合はどちらかというと、正義感からくる「納得できない・不安・恐怖」という感情が大きくなるようです。
暴力や実際に言い返す、言い負かそうとする、聞こえるように嫌味を言うなどの行動は夫にありました。
色々なことがあってもなんとなかなる、不要な心配はしない、いちいち取り合わない、人の問題は自分の問題ではないという考えるスルースキルが低いように感じます。
フォローもとっても大変・・・
その不安が過ぎ去るか、消えるまでずっと心配事や文句を言い続けるので、強靭な静止引力と忍耐力が必要です(笑)
また、こういったことから考える未来の不安として、
5.新興宗教や詐欺などの勧誘に弱い
6.早く仲良くなって安心したい気持ちから人との距離を縮めすぎる
7.自ら人のトラブルに入り込んで正義感をかざす
8.人からの頼みのごとを引き受けすぎてすべきことができない
9.あらゆる問題や矛盾に怒りを覚える
10.怒りの事象が過ぎても頭の中で反芻しイライラする
ということがあるかもしれません。
正義感が強くお人よしである、といういい面を伸ばせるよう、社会に出るまでの間、親はどんなかかわりや話をしていったら良いのでしょうか。
なかなか親の言うことには納得しない18歳。
それでも、自分には解決できないこともある、社会は矛盾でできているところもある、
差別はどんな社会にもある、社会にはいろいろな人がいる、けれど自分がどうあるべきかは、どんな人間でいたいのか、なんだよなぁと独り言を言っているわたしです。
ASDやADHDの子どもへのかかわりは、本当にむずかしいですね。
いつになってもゴールが見えません・・・
けれど明日も笑顔で💕がんばりましょう。