発達障害・自閉症・不登校児を育てる保育士mamiの子育て日記

子育て・発達障害・不登校について保育士&保護者が書くブログ

子育ては距離感が大切。依存しない親子関係を築こう

ひとり遊びを始めるのは生後4か月と言われています。

早い気がしますね。

けれどおもちゃをなめたり、きょろきょろあちこち見渡すのもひとり遊びの一つ。

 

離れると泣いたり、ママ見て~ママ来て~と常に言われると辛くなりますね。

筆者の長男は生まれてから3か月くらいまでお布団に寝かせると大泣きするので、ずっとおんぶして暮らしていました。

本当につらかったけれど、この子にとっての心地よさは母親から離れないことなのだと割り切って自分が寝る時以外はずっと抱っこしていました。右手も腱鞘炎です。

 

それが、自閉症ASDの特性だったのかは今となってはわかりません。

けれど泣き声を聞くのがとても辛くて、持っているものを落としたり、お皿が割れたりと心が不安定になってしまうほどだったので、自分のためにも抱っこを続けていました。

 

今、時代が進んで、ママもスマホを触りたかったり、なるべく楽に子育てをする方法が情報として多くあふれていますね。

 

時代は進んでも、子どもの姿や成長発達は変わらないので、いかに親の心の持ち方や子どもへの接し方を変えるか、なのかもしれません。

 

子どもはどんなに小さくても、早く大きくなりたいと思っています。早く自立したいとも思っているものです。

 

親はそんな健やかな成長の手伝いをするために、どんなことができるのでしょうか。

 

先取りしない

子どもが欲しそうなもの、届かないものに対して、すぐに手出しをせず見守る。

工夫したり、親に「取ってほしい」と言ってきたら手を貸す。子どもの意思を先取りしない。

ひとりで遊んでいるときは集中させる

絵を描いたり粘土で何かを作ったり、1人おしゃべりしながらおもちゃを舐めているとき(赤ちゃんのとき)などは、声掛けをあえてせずに黙って温かく見守る。

声掛けは、子どもが話しかけてきたときに初めてする。

一人で集中させることで、一人遊びや自立の上手な子どもへ・・・

泣いたり怒ってもすぐに駈け寄らない

子どもが泣いたりかんしゃくを起こしても、周囲に危険や迷惑が及ばなければ少しの時間見守る。すぐに駈け寄って抱いたり、声をかけず、自分の気持ちと向き合わせることで、落ち着くこともある。親に寄って来たり、しばらくしても落ち着かないときは「悲しいの?どうしたの?」と声をかける。

子どもの言葉をしっかり返してあげる

会話は子どもの言葉を返してあげるようにする。「お菓子食べたい」「お菓子が食べたいんだね。」などオウム返しのようにしてあげる。そこから「お菓子食べたいからちょうだい」と相手にしてほしいことを言えるようになっていく。

長男にはなかなかむずかしいこともありましたが、次男にはそうするようにしていました。7か月くらいから言葉が出始め、1歳で簡単な会話ができるようになりました。

自立心が旺盛で、なんでもやりたがったり、まずは自分でやってみるというところも育ったと思います。

ただ、もしかしたら長男にてこずる母を見て、自立しなくては!と思ったからかもしれません。

子どもに振り回されて一日が終わる、家事の時間が作れない、自分の時間が持てないと感じることが多い毎日。

子どもの要求に即座に応えたり、先取りして仕事を増やしてしまいがちです。

少しずつ距離を保ち、1人遊びができる・自立を促す関わりをしてみませんか。

0歳の頃から可能です。

放置するのではなく、黙って見守ることも時には大切♡というお話をしました。