先日、育ってほしい子どもの姿を、絵本を通して伝えるのはいかがでしょうか♪
という記事を書きました。
その時は、3歳からの絵本をご紹介したので、今回は年中から年長の5歳頃に読んであげたい絵本をご紹介しようと思います。
5歳の頃は、様々な社会性が育ち始め、友達とのルールを守って遊んだり、目上の人や大人の人を意識するようになってきます。
それでもまだまだ5歳。わかっているけれど、できないこともたくさんあります。
納得できないことはできない!と、気持ちが揺るがないこともあるでしょう。
大人とほぼ同等のやり取りができるけれど、まだまだ小さな子ども子です。
- 納得いかないとき。
- 傷ついたとき。
- 譲れないとき。
- 許せないとき。
どんなふうに相手に伝えたらいいのか、絵本を通しても伝えられることがあるでしょう。
また、5歳くらいからは、空想の世界を楽しめるようにもなります。現実とは違うとわかっていながらも、空想の世界を絵本で楽しみ遊びに取り入れたりして楽しめるのです。
今回は、そんなジャンルの絵本をご紹介します。
はじめてのキャンプ
|
なほちゃんは、大きい子たちにまざって、ひとりでキャンプに行きたいといいました。大きい子達は「小さい子にはできないよ! 」といいます。
なほちゃんは大きい子たちに負けまいと、重い荷物もひとりで背負い、まきを集め、懸命にがんばります。
おいしいごはんを食べて、一日が楽しく過ぎていきます。
夜、テントでこわいお話をききますが、なほちゃんはひとりでおしっこに行くことができました。
*
想定4歳~5歳くらいのなほちゃん。読んでいる子どもも同じ気持ちになって、できるかな?怖いナ…頑張れ!と心が揺り動かされるはず。
こんなときはどうしたらいいのかな?と子ども自身が考えを巡らせながら聞ける絵本でしょう。
ふたりはともだち
|
お手紙をもらったことがないという、がまくん。もらったことのないお手紙を玄関で待つがまくんに、かえるくんは内緒でお手紙を書きました。けれど郵便配達をしているのはかたつむり。2人で 手紙を待つ間、思わずかえるくんはお手紙を書いたこと、書いた内容についてがまくんにお話します。「ああ、とても、いいてがみだ。」とがまくん。
幸せな気持ちで手紙の到着をまつのです。
*
小学校の国語の教科書にも載っていることがあるお話。
がまくんとかえるくんのかけがえのない温かな友情には涙がこぼれそうになります。
ぞうのたまごのたまごやき
|
たまごが大すき、わがままでいばりんぼうの王さまが、けらいをつれてぞうのたまごをさがしにでかけます。みつかるでしょうか?
*
王さまは大人ですが、とっても子どもに近い存在。5歳くらいから自分で児童書を読み始めるにもぴったりの児童書です。
**
絵本を通して親子で冒険したり考えたり、涙したりと色々な気持ちを共感すると、親子の絆も深まり、子どもの考えも知ることができます。また、ママやパパの想いも読みながら伝えられると良いですね。
なかなか忙しくて話ができない日々。絵本の時間があれば、伝えたいことや聞きたいことを親子で話せる時間になるかもしれません。
そう思いながら、子どもの小さな頃は絵本の時間を10分でも作っていました。
明日も笑顔で。